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知っ得コラム

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2015年 2月号

外反母趾の対処法

佐久総合病院名誉院長 松島松翠
 「外反母趾(ぼし)」というのは、足の親指の付け根の部分が痛み、そこが次第に腫れて内側にせり出し、逆に親指の先端が小指側へ曲がってしまう病気です。
 外反母趾を起こすのは圧倒的に女性に多く、65歳以上の女性の3人に1人にあるといわれています。男性は女性の10分の1ぐらいです。
 外反母趾が起こる要因には、一つは体質的なものがあります。「足の幅が広い」「扁平(へいぺい)足」「親指が第2趾より長い」人は外反母趾が起こりやすいといわれています。
 女性に多いのは、やはり靴の問題が大きいでしょう。「先が細い靴」「ハイヒール」など、足に合わない靴を長く履いていると、親指は外側(小指の方)へ向かって変形し、外反母趾が起こりやすくなります。
 外反母趾を予防するポイントは、「靴の選び方」と「運動」です。外反母趾を起こさせないためには、「靴に足を合わせる」のではなく「足に靴を合わせる」ことが大切です。足幅が広がり過ぎたり、足が靴の中でずれたりしないためには「小さ過ぎず、大き過ぎない」靴を選ぶことが大切です。
 そこで「内振れ」といって、靴の中心線よりも内側に靴の先端が来ている靴が望ましいのです。このタイプの靴は、母趾が外側に押し付けられることがなく、外反母趾が起こりにくいのです。
 ハイヒールは、爪先に体重がかかりやすく、外反母趾が進行しやすいので履く機会をできるだけ減らすようにすることです。
 その他足趾の適切な運動を行うことにより、外反母趾の発症を予防したり、すでに起きている外反母趾の進行を食い止めることができます。

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