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知っ得コラム

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2015年 7月号

家族の対応のポイント

公益社団法人 認知症の人と家族の会

 たとえ今は認知症でも、以前は社会の一員として活躍し、家庭を支え、子どもを育ててきた人たちです。人生の先輩に対する尊敬の念を忘れず、穏やかな気持ちでご本人と向き合うことが大切です。
●食欲の低下
 「1回にたくさんの量を」ではなく、「1日に何回も」という方法が有効です。「おいしいお菓子がありますよ」「お茶を入れましたよ」など、食べ物をきっかけに働き掛けるのもよいでしょう。
●同じことを何度も言う
 顔を見てにこやかに対応し、初めての話のつもりで会話を合わせましょう。食事後に「まだ食べていない」と言われたときには、「食べたでしょう」ではなく、「これから食べましょうね」というように接します。
●物盗られ妄想
 「違います」と否定しても、逆に「自分のいうことを信じてもらえない」という不安と怒りが増すばかりです。「そうですか。困りましたね」などと相づちを打ちながら話を聞き、否定もせず、肯定もしない態度で接することが大切です。
●夕暮れ症候群
 夕方になるとそわそわして落ち着かなくなったり、少しのことに声を荒らげたりするのは、認知症の方の間でよく見られます。なるべくこの時間に合わせて、ご本人の好きなことをしていただけるように、一日の予定を組んでみましょう。
 穏やかな気持ちでご本人に向き合うためにも、まずは介護者自身が心身共に余裕をもつことが必要です。
 とかく認知症の方は「自分は家族に見放されているのではないか」という思いに陥りがちです。できるだけ「お父さん」「お母さん」などと声を掛けて、介護される方の不安を軽減し、お互いに無理のない生活が送れるように心掛けてください。

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