トップページ > 知っ得コラム > 2015年 9月号

知っ得コラム

知っ得コラム

2015年 9月号

できることから生活環境を改善しよう

公益社団法人●認知症の人と家族の会
認知症になると体の動きが悪くなり、家の中での生活にも不自由が生じてきます。特にトイレや浴室、階段での事故には気を付けなければなりません。大掛かりな改修でなくても、少しの工夫で日常生活での危険を回避できることもあるので、取り入れてみてはいかがでしょう。
●トイレ
場所が分かりにくい場合は、トイレの方向を示す矢印を壁に貼っておく。夜は寝室からトイレに続く廊下の明かりをつけておく。便座の横やドアの近くに手すりを取り付ける。
●浴室
脱衣所にいすを置く。洗い場や浴槽内に滑り止めマットを敷く。浴槽の高さが分かるように浴槽のへりに目立つ色のテープを貼る。タイルに剥がれや割れがある場合は修繕しておく。
●階段
つかまりながら上がれるように手すりを取り付ける。滑り止めを施し、照明を付ける。
●寝室
ベッドや軽い寝具に替えて、起き上がるときの負担を軽くする。敷物の下に滑り止めを敷き、コード類は部屋の隅に配線する。
●リビング
長い間置いてあった物は片付けず、そのままにしておく。入り口からいすへ、いすから台所へなど、よく通る所はできるだけ広いスペースを取る。
思い出の写真や旅先でのお土産などが部屋に飾ってあると、気分が落ち着くものです。手の届く所にアルバムが置いてあれば、いつでも眺めて楽しむこともできます。写真を見て家族や友人と過ごした時間を思い出すことができれば、失われた自信を少し取り戻せるかもしれません。こうして、できることから生活環境を見直し、改善することで、認知症の人の生活を安全で穏やかなものにしてあげたいものです。

ページの先頭へ