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2016年 3月号

ジェネリック医薬品とは

佐久総合病院名誉院長 松島松翠

 新しく開発され、承認を受けて使えるようになった薬を「新薬」といいますが、「ジェネリック医薬品」は、新薬と同じ有効成分で作られ、効き目や安全性が新薬と同じだと認められています。従って内容はまったく同じといってよいでしょう。
 では、どこが違うかというと、まず新薬は開発するのに期間がかかり、開発した会社が特許を取ると、20~25年の間、その会社が独占的に製造・販売できるということになっています。この特許が切れた後、開発した会社とは別の会社が同じ有効成分を使って、製造・販売するのがジェネリック医薬品です。
 従って、ジェネリック医薬品は、新薬に比べて開発にかかる期間が短くて済むため、費用が安く済むので、薬の価格を安くすることができます。どのくらい安くなるかは薬によって違いますが、一般にジェネリック医薬品の価格は、新薬の約2~6割に設定されています。
 慢性の病気があって、1年間も続けて飲まなければならないというときは、この差は相当な額になるので、ジェネリック医薬品は家計にとっても保険財政にとっても大きなプラスになります。
 今までの薬をジェネリック医薬品に替えたいという方は、医師が処方箋を出すときに、その旨、伝えるのがよいでしょう。ただ薬によってはジェネリック医薬品が発売されていないものもありますので、その点はかかりつけの医師・薬剤師によく相談してください。
 もう一つ、ジェネリック医薬品は、新薬と同じ薬でも、名前が違いますし、錠剤では、大きさ、色、形状などが違う場合がありますので、間違わぬように注意してください。

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