JA鳥取中央は18日に、定例記者会見「第36回中部農業みらい宣言」を開き、栗原隆政組合長が新年の挨拶とともに、雪害状況や過去最高販売単価について報告しました。今回は、今年ブロッコリーに力を入れ、全自動の製氷機の導入を進めることから、琴浦町にあるブロッコリー選果場からの会見となりました。
新年の挨拶では、今年の一字に「発」を選んだと発表。今年を新たな出発・再出発の年にしたいという願いや、更なる発信力の強化・発展を目指したいという意味を込めました。情報発信の具体策として、今年は「中部農業みらい宣言」を大阪で開催、また同時にベジタブルフェアーin大阪を行うことを発表しました。土地柄や生産者の同じ野菜・花とのセット販売戦略をとり、大消費地である大阪で行う予定です。
雪害状況では、年末から元旦にかけての積雪による被害状況を報告しました。管内では20戸でハウスや牛舎の倒壊による被害が発生。青果物販売実績については2021年は15品種・品目で過去最高単価を更新して終了し、うち10品種・品目は数年連続で高単価を更新したと発表しました。
栗原組合長は「持続可能な社会実現に向けて大きな力を発揮するのは農業であり農業振興に向けて核となるJA版シン・地方創生総合戦略の実現を目指し今後とも農業基盤づくりに精力的な取り組みを展開していく」と話しました。