JA鳥取中央は23日、倉吉市で定例記者会見「中部農業みらい宣言」を開きました。台風9号による農作物への被害状況や、青果物の販売状況などを同JAの栗原隆政組合長が、トップ広報しました。

青果物販売状況では、出荷が終了したスイカ、クレオパトラメロンのほか、ハウス栽培の梨「二十世紀」などの3品目5品種が過去最高単価を更新したと報告しました。主力品目のスイカは、天候不順や豪雨災害の影響で目標の販売金額には届かなかったものの、32億7000万円で販売を終了。1キロ当たりの平均単価は243円と2年連続で過去最高を更新しました。

栗原組合長は「今年もSNS(インターネット交流サイト)を活用した販売戦略や市場ニーズに合わせた計画出荷などに取り組み、高単価につながった。産地振興につなげたい」と話しました。