倉吉市の県立倉吉農業高校は、県内に適した青パパイアの品種を選ぶ比較試験を始めました。11日には、校内のほ場に4品種50株を定植。計測、除草など管理しながら10月中旬から11月の収穫を計画しています。

同校では、自家育苗の「台農2号」と「ゴールデン」、購入苗の「甘泉DX」「フルーツタワー」を株間2.5mで1条植えしました。自家育苗の苗は、生物科3年生園芸コース野菜専攻科の8人が2月に種をまき、追肥や水やり、徹底した温度管理で育ててきました。「台農2号」は発芽率30%、「ゴールデン」は同90%となりました。比較栽培は、県内の栽培農家にも調査を依頼し、共同でデータを作成していく予定です。

収穫したパパイアは、学園祭で販売する他、ドリンクやリキュールなどの加工品として販売します。定植を行った岡田直也さんは「一から育苗すると愛着がわく。順調に成長して収穫できることを楽しみにしている」と話しました。