鳥取県湯梨浜町野花(のきょう)地区の特産品「野花梅」の花が10日、満開となりました。3月上旬から気温が上がったため平年より2日早い3月6日ごろから咲き始め、平年より4日早い満開に。東郷湖沿いの丘を約1500本の梅の木が薄いピンク色で染めウォーキング客などを楽しませています。

野花地区は、丘陵地帯にあるため梅林と一緒に東郷湖や日本海を見ることができます。同町観光協会は梅林や近くの中国庭園や温泉を歩いて回る野花梅渓散策プランを毎年企画し、多くの人が花を観賞したり写真を撮るなどして春の訪れを楽しんでいます。

東郷果実部梅生産部が栽培する野花梅は大玉で肉厚なのが特徴。23年は18戸が2・8㌶で栽培。6月上旬から中旬に青梅、下旬に完熟品を収穫し、10㌧、330万の出荷、販売を目指す。10㌃の園地で栽培する山田均さんは「花が咲いている間に気温が高いと蜂が動き出し着果がよくなる。豊作になってほしい」と期待を込めました。