JA鳥取中央大原トマト生産組合は倉吉市で、特産品の「大原(おはら)トマト」の出荷式を開いた。年明けから低温が続き、曇天の日も多かったが、その分登熟期間が長くなり、うまみの詰まった味に仕上がりました。5月中下旬をピークに、6月下旬まで出荷します。
大原トマトは倉吉市大原地区で1970年ごろから半世紀以上栽培され続けている特産品です。定植を12月に行い、無加温でも冬を越せるようハウスを三重被覆にし、収穫まで4カ月をかけじっくり育てるのが特徴です。JA直売所「よってみたい菜」を中心に管内の直売所や県内スーパーで販売しています。消費者からの引き合いは強く、昨年の㌔あたりの単価は633円で、4年連続で最高単価を更新しました。
同組合の牧野文徳組合長は「大変おいしいトマトができた。食べるときは常温で2,3日置いたあと、冷蔵庫で冷やしてから食べるのがおすすめ」と呼びかけました。
同組合は全6戸の農家がエコファーマー認定を受け、計84.5aで栽培をしています。90tの出荷で、5400万円の販売を目指しています。