JA鳥取中央らっきょう生産部と同JA女性会は、幅広い年齢層への消費拡大を図ろうと生食でのレシピを開発しました。豚肉や大葉に巻いた「フライ」や刻んで具に混ぜた「餃子」、醤油やみりんに生のまま漬ける「やみつき無限らっきょう」の3品のレシピが完成。16日からの出荷にあわせレシピを掲載したチラシを全国の量販店に配るほか、JA全農青果センターが運営するクックパッドに掲載し、鳥取らっきょうを多角的にPRしていきます。
コロナ期間中おうち時間が増え、漬ける人が増えた一方で、昨年に5類へ移行後、家庭で漬ける需要が減少し販売に苦戦しました。そこで同部は、取引市場などと販売対策を練り、主流の食べ方意外にも生食に特化した食べ方を紹介することで需要を増やそうと、取り組みを開始。メニュ―考案は女性会へ依頼しコラボが実現しました。
4月下旬には、生産者や女性会会員がかき揚げやスープ、ラッキョウ入りミートボールなど提案のあった7品を食べ、意見を交換する試食会を開催。調理の手軽さや美味しさを加味し、チラシに掲載する3品を厳選しました。
5月2日には生産者と市場関係者で行った販売対策会議で、市場担当者にも試食してもらい「熱を通すことで辛みが無くなり食べやすい」と絶賛の声もありました。
同女性会の福井満寿美会長は「食と農の応援団として嬉しい企画だった。どれも簡単で美味しいものが出来上がった」と話し、同部の竹本貴光部会長は「漬けるだけでは消費拡大は難しい。今年はいろんな層に生食をPRし販促活動に力をいれたい」と意気込みました。
▲完成したチラシ(クリックで大きく表示されます)
ぜひ今年は、漬けないラッキョウの食べ方に挑戦してみてください!