JA鳥取中央倉吉西瓜生産部会が栽培するブランドスイカ「極実西瓜」の初せりが、東京都中央卸売市場大田市場で開かれ、秀の特大サイズ1玉入り1箱が30万円と最高値を付けました。「極実西瓜」の初せりで高値が付くのは初めてで、今月上旬に行われた「倉吉スイカ」の初せりより10万高い結果となりました。

落札したのは、仲卸業者の船昌。担当した中島洋平さんは「今年の極実西瓜は品質・糖度・味が良いと聞いている。期待を込めてこの価格で落札した」と興味を示しました。

「極実西瓜」はスイカ本来の味と食感にこだわりぬいたスイカ。通常の「倉吉スイカ」より栽培に高度な技術を要するため、同部会の栽培歴5年以上の選ばれた農家のみしか作ることを許されておらず、今年は6.2haで栽培しています。今年産は昼夜の寒暖差も大きく、大玉傾向で糖度も高く仕上がりました。

同部の岸本健志部会長は「極実西瓜は倉吉のトップブランドなので多くの消費者に食べていただきたい」と話しました。7月10日頃までに約336t(4万3000玉)を関東地区を中心に全国へ出荷。県内ではJA直売所や倉吉西瓜選果場でも販売します。