JA鳥取中央琴浦梨生産部は琴浦町で、関西や中国地方の市場10社と販売対策会議を行いました。「二十世紀」や「新甘泉」など12品種の1㌔あたりの平均単価を657円に設定し、10億88万円の販売を目指すと協議。産地、行政、市場が一丸となって青果物の適正価格の実現に向け協力することを確認しました。

同部は今年、新規就農者が2戸増えた126戸で琴浦梨を栽培。栽培面積合計59.13haのうち、ハウス栽培での「二十世紀」は4.65haで、県内最大の産地を誇ります。

「二十世紀」は4月の交配以降、初期肥大も良く順調に生育し今後も大玉になるとして、ハウス栽培の「二十世紀」では、供え物の需要が高まる盆前に出荷ができそうだと報告しました。

同部の藤井憲人部長は「生育が順調に進み、平年作以上の梨が期待できる。昨年以上の高単価で販売できたら」と話しました。