JA鳥取中央大栄花き部会ユリ部は北栄町で、抑制シンテッポウユリの査定会を開きました。生産者やJA職員ら13人が持ち寄った約20本のユリのつぼみや葉の状態をチェックし、出荷の最適なタイミングや今後の栽培の注意点などを確認。出荷は9月中旬から始まっており、10月中旬をピークに1月上旬まで続く予定です。

同部では、「凛花EXⅡ」を栽培。今年は4月上旬から播種を開始し発芽率は良好でしたが、定植以降、抽苔率が前年度よりやや低くなりました。

査定会の前には、県園芸試験場や濱坂貴裕さんのほ場を視察し、生育状況や試験栽培中の品種についても意見交換を行いました。

濱坂さんは「猛暑の中、努力して作ってきた。市場からは全国的にユリの産地が減っている中で、貴重な産地として期待してもらっている。選び抜いたものをしっかり出荷していきたい」と話しました。

同部は7戸が57.2aで栽培。10万本を出荷し販売金額1350万円を目指します。