JA鳥取中央大栄抑制メロン部会が北栄町で栽培する赤肉メロン「プリモレッド」の収穫が最盛期を迎えています。

暑さの影響でネットの発生に苦労しましたが、水や温度の管理を徹底し安定した糖度のメロンに仕上がりました。関東・関西、九州地方へ出荷する他、香港やシンガポールに輸出しており、大栄西瓜に次ぐ新たな特産品として生産者と栽培面積が拡大しています。

大栄西瓜の後作として栽培し、資材がそのまま使えるため作業の効率化が図れます。同部会では4年前から品種を、糖度が高く裂果しにくい「プリモレッド」に変更し、JA全農とっとりを通じて昨年は海外に7tを輸出。今年は13tを計画しています。

3日、検査部長の荒木秀作さんも早朝から作業を行い1日に1.2t分を収穫しました。荒木さんは「気温が高い時期に栽培するため、マルチに遮光材を引いたり寒冷紗を掛けて暑さ対策をしている。美味しいメロンになっているのでぜひ一度食べてみてほしい」と呼びかけました。
同部会は80戸が17haで栽培。出荷は11月後半まで続き、416t(前年297t)の出荷で販売金額1億9240万円(同1億3954万円)を見込みます。