JA鳥取中央長芋生産部は、北栄町の北条砂丘で栽培する「砂丘ナガイモ」とナガイモの一品種「ねばりっこ」の初出荷式を開きました。生産者やJA関係者がテープカットとくす玉で初出荷を祝ったあと、120ケース(1ケース10㎏)を載せたトラックを大阪へ見送りました。
2003年に品種登録された「ねばりっこ」は、北栄町のみで栽培しています。全国放送のテレビ番組で紹介されるなどして、ファンは全国に拡大。ふるさと納税の返礼品に選ぶ人も多く、昨年の注文数は700件にも上ります。
同部の竹本健二部会長は「生産者全員でおいしいものを作ろうと頑張ってきた。全国の待っている方々に届けていきたい」と意気込んでいました。
本年度はナガイモとねばりっこを合計74戸が、29.89haで栽培。計688tを県内、関東や関西など全国に出荷する予定で、販売金額は4億4000万円を見込んでいます。掘り取り作業は来年3月まで、出荷は同8月まで続きます。