倉吉西瓜生産部会は倉吉市で1日、倉吉西瓜推進座談会を地区ごとに開催し、本年度の栽培上での問題点や対策を協議し、来年度の栽培方針を共有しました。
同部では、今年から導入した新選果機より、光センサーと打音測定が精密になり、うるみ果等の判定も選果機で可能になり、出荷する西瓜の品質が向上しました。
うるみ果は、6月下旬から急激な気温の上昇や日照量の増加により葉が蒸れたり、根が痛むことで、果実がうまく蒸散ができず、果実内に養分や水分が蓄積され発生したと考えられ、草勢の確保や温度管理などの対策方法を学びました。
また、栽培期間の後半に、草勢が強く、うどんこ病や炭そ病に耐性がある品種を新たに導入し、栽培管理を徹底することで、うるみ果等の発生を減少できると期待を寄せています。
指導部長の岸本泰明さんは「毎年、極端な悪天候が多くなっているが、うまい西瓜を届けるため、栽培技術を更に追求していく」と話しました。