北条支所ぶどう生産部は12月20日、冷蔵ブドウ「シャインマスカット」の出荷を行いました。通常は露地栽培などを中心に9月に出荷していますが、12月のクリスマスシーズンに出荷、販売を行うことで、付加価値を高め、有利販売につなげます。
同部は、JA全農とっとりが所有する氷温庫を利用し、9月に入庫。水分を保つため軸の部分にフレッシュホルダーを付けて3か月貯蔵を行いました。
以前までは、管内のJA直売所だけを出荷先としていましたが、今年から新たに、関西市場にも出荷し、販路拡大を進めます。
同部では、今年度、シャインマスカットの過去最高単価(1,647円/kg)を更新。12月の販売にも力を入れ、生産者の所得向上を目指します。
同部の米本浩明指導部長は「良質なブドウを出荷できた。今後もこの取組みを続けられるよう、部員の栽培技術を向上させ一層の努力をしていく」と話しました。今年度は約100房を出荷。今後は、市場ニーズに合わせた化粧箱などの資材を導入し、付加価値を高めていく予定です。