JA全農とっとりは18日、北栄町で晩生の赤梨品種「王秋」の査定会を開きました。平均糖度が13.0、重量は737.6と大玉に仕上がり、初出荷を20日に決めました。
平年より交配が早く、8月の長雨で肥大が進み、9月の好天で、順調に仕上がりました。生産者の 藤井憲人さんは「果色も糖度もいい、おいしい梨ができた。良い梨を出荷し、高単価につなげていきたい」と話しました。
「王秋」は、柔らかくジューシーな肉質で、濃厚な甘さと酸味のバランスがいいのが特徴。鳥取県が出荷量全国1位で約7割を占めます。11月中旬まで、京阪神を中心に出荷します。
今年度は栽培面積20・2㌶で、出荷量230㌧、販売額1億円を目指します。