JA全農とっとりは26日、梨「秋甘泉」の査定会を湯梨浜町で開き、生産者や行政、JA関係者が参加しました。今年は、交配が早く、肥大が順調に進みました。平均糖度は12・7、重量は469・6㌘で、糖度と玉太りが、上々の仕上がりになったことを確認しました。初出荷は9月2日に決定しました。
「秋甘泉」は2009年に品種登録され、「おさ二十世紀」と「豊水」を掛け合わせた、県オリジナルの赤梨品種です。「新甘泉」とのリレー出荷で「甘泉シリーズ」としてブランド化に取り組んでいます。
今年度は、12・7㌶で栽培。出荷量は、前年より11.2㌧多い107・4㌧、販売額は6000万円を目標にしています。
全農とっとり園芸部の前場秀幸部長は「良い仕上がりの梨ができた。ブランド力を高め、生産者の所得増大につなげたい」と話しました。全農とっとりは、インスタグラム「鳥取くだもの応援隊」を活用したキャンペーンやラジオ番組でPRし、販売促進を行っています。