JA鳥取中央倉吉梨生産部は、倉吉市の倉吉梨選果場で対米輸出用露地梨「二十世紀」の初出荷セレモニーを開きました。
19日の国内向けの出荷に先駆け、米国輸出用「二十世紀」を1600箱(1箱 10㌔)出荷。台湾と香港にも輸出します。生産者、行政、JA関係者らが参加し初出荷を祝いました。国内市場は、関西、関東、山陽、県内に出荷し、9月13日まで続きます。
今年は、過去にない早い開花であり、4月に降霜があり冷気の溜まりやすい園で結実不良がありましたが、その後生育は順調です。7月の豪雨、8月の台風と気象災害に苦しめられながらも昨年より肥大は良く、糖度も上々の仕上がりとなりました。
同生産部では122人が露地「二十世紀」を27.0㌶、他の品種も合わせて50.7㌶で栽培されており9万9600箱(同)4億4280万円の出荷、販売を目指します。
中橋俊雄生産部長は「お盆前、市場が高単価を出している。これを維持していきたい。肌がきれいで爽やかな梨に仕上がった。おいしい梨をたくさん食べてほしい」と話されました。