台風9号による暴風雨の影響で、収穫目前の梨が落果被害を受けました。管内の8月10日現在の被害額は、約1億4000万円。農業用施設や白ネギ、ブロッコリーの倒伏状況も確認し、被害額はさらに増える見通しです。

琴浦町で、梨を栽培する生産者の園地では、8月中旬に出荷予定の露地梨「二十世紀」が2割以上、落果しました。落ちた梨は、出荷できないため、園内に埋めて破棄されます。生産者は「現場を見たときは言葉も出なかった」と話されていました。

JA管内では、全梨園の2~10%の梨の落果を確認しました。今後は、出荷計画を見直し、被害がなかった梨の有利販売に努めます。定期防除の徹底や今後の台風への対策も農家に呼び掛けていきます。