農水省の葉梨康弘副大臣は3日、7月の豪雨で被害を受けた県内の農地・農業施設を視察しました。管内で甚大な被害が出た北栄町と湯梨浜町の被災現場を確認しました。葉梨副大臣は「早期復旧に向けた支援を講じる」と考えを示しました。
北栄町では豪雨によるため池の決壊、ビニールハウスが被災した状況、湯梨浜町では大規模な農道の崩落現場について各町長らが説明。JA鳥取中央の蔵増保則専務も同行しました。湯梨浜町では、梨畑が冠水する被害もありました。
葉梨副大臣は「単なる復旧という事だけではなく、農家に営農を継続する意志を持ってもらうことが重要。これから見えてくる被害にも迅速に支援していきたい」と強調。視察後、平井伸治知事らと意見を交わしました。
管内の農業関連被害額は、7月28日現在で約2億7000万円に上りました。
蔵増専務は「被災したハウスはJAや関係機関などの援農支援で撤去を進めることができた。JAとして今後、生産基盤を再建し、再びスイカを生産できるよう応援していただきたい」と話しました。
写真=北栄町の 松本昭夫市長と被害状況を確認する葉梨康弘副大臣