JA鳥取中央ブロッコリー生産部は10日、琴浦町でドローンによる農薬散布の実演会を開催しました。完全自動走行・散布するXAG社のドローンを使用し、60aで散布を実演。従来の動力噴霧器で3時間かかる作業を、ドローンでは準備を含め30分で終了!農薬の適正散布や省力化などを確認しました。
ブロッコリーなど園芸品目のドローンを活用した空中散布用薬剤は、昨年の4種類から11種類追加され、計15種類にまで増えました。適用薬剤増に合わせ、実演会が企画され、実際に殺菌剤を散布し、生産者、行政、JA職員ら30人で見学しました。
JA鳥取中央では、ブロッコリーの生産拡大を進めるため、スマート農業による作業の効率化や収量向上に取り組んでいます。作業の省力化と適期防除で栽培によるロスを減らし、出荷数量増につなげていきます。
ブロッコリー畑を提供した同部の寺岡昌一部長は「今回の防除効果を見極め、導入を検討したい。雨が降って地盤がぬかるんでいても防除できるのが魅力的」と話しました。
写真=散布がしっかりできているのか確認