JA鳥取中央大栄西瓜組合協議会は、スイカを盗難から守るため生産者と警察、町の3者が連携し、「北栄町大栄西瓜パトロール隊」を結成しました。

同JA北栄営農センターで行われた出発式には、関係者ら約40人が参加。式の後、近くのスイカ畑へ移動し、倉吉署員とビニールハウスを視察し盗難に合いやすい場所や手口などを確認しました。パトロールは平成16年より毎年実施されており、平成28年以降、盗難による被害は0件。今年は、パトカーでの巡回に合わせてドローンを活用し空からの監視も強化。5月下旬から7月下旬までの間、スイカの盗難防止に取り組みます。

同協議会の山脇篤志会長は「苦労して育てたスイカを1玉も失うことなく、今シーズンを無事終わらせたい」とあいさつ。倉吉警察署の土井田淳署長は「心待ちにしている多くの消費者へ無事スイカを届けられるように、盗難防止に取り組む」と意気込みを語りました。

同協議会では、204人の生産者が162㌶で栽培し、県外の市場へ向けて58万ケース(1箱15,5㌔)の出荷、21億円の販売を目指します。

 

写真= 巡回パトロールの様子