鳥取県の特産品「二十世紀梨」の今季の初競りが大阪府と東京都の市場で開かれ、両市場ともに過去最高値が付きました。

 

25日には、大阪市中央卸売市場で、琴浦梨選果場の梨10㌔(赤秀5L20玉)が最高値20万円で競り落とされ、前年の初競り最高値8万8800円を2倍以上上回る結果になりました。

27日には東京都中央卸市場大田市場でも、仲買人が次々と手を挙げ、東郷梨選果場の梨10㌔(赤秀5L20玉)が10万円の値が付きました。

 

今年の梨は、近年の中でもトップクラスに上質で大玉で高糖度、肌がきれいな仕上がり。大田市場仲卸からは「海外での二十世紀梨のブランド力は健在。色が良く大きいので見栄えがする」と評価を受けました。

 

JA全農鳥取県本部の栗原隆政会長は「品質の良さが評価され高い値段に結び付いた。栽培面積が減り、環境もいいことばかりではないけれど、品質の良さをPRして、最高の成果を出したい」と話しました。