JA全農とっとりは、北栄町で柿「富有」の査定会を開き、初販売日を11月4日に決めました。平均糖度は17.3と平年より高く、平均果重は289.9g。11月下旬までの出荷を予定し、県全体で昨年より72t多い276tの出荷と、9200万円の販売を目指します。
「富有」は糖度が高く、サクサクとした食感が特徴。中でも鳥取県産は肉厚で硬さがあることから輸出向きで引きが強い傾向があります。県内では42.1㏊で栽培し、中四国を中心に京阪神、九州に出荷し、うち20tはタイへ輸出します。
いなば柿指導部協議会会長の田渕隆一さんは「今年は台風が2度来たり炭疽病の心配があったが、被害は少なかった。今後適度な雨で肥大し、寒暖差によってより糖度が載ってくるので、多くの人に味わってもらいたい」と話しました。