JA鳥取中央らっきょう生産部会は湯梨浜町で、2022年度ラッキョウ販売反省会を開きました。コロナ禍で市場関係者らが一堂に集まったのは3年ぶり。部会役員や取引市場19社、行政など46人が、22年産の販売実績や市場の動向について協議し、翌年の販売計画を確認しました。今年産は960tを出荷し、6億1467万円で販売を終了しました。6億超えは3年ぶりとなります。

 

今年産は、大玉系は小玉傾向になったものの、根付き、洗いともに分球数が多く前年以上の反収となり、品質も良好でした。販売面では、後半、単価安となり苦戦する場面もありましたが、初販売日からの3週間は昨年並みの高値で推移したため、昨年より販売額が4993万円も増加しました。

 

市場からは「全体的に品質が良かったためクレームなくスムーズな販売ができた。出荷開始と終了時期を早めに教えてもらえれば売り場確保の準備ができるため、早めの情報提供を」と意見が出た。

 

同部会の天野英次部会長は「今年は3年ぶりに6億を突破することができ、市場の皆さんと一緒に喜ぶことができてよかった。資材コストが高騰しているため、生産者が意欲が湧くような販売につなげたい」とあいさつしました。

 

あいさつを行う天野部会長

取引市場のみなさん(写真奥側)から意見・要望を聞き取りました。