JA鳥取中央管内では特産品の露地栽培の梨「二十世紀」の授粉作業がピークを迎えました。開花は例年より1週間から10日早く、倉吉市と三朝町の生産者で組織する同JA倉吉梨生産部では、4日を中心に作業を進めました。
倉吉地区では満開日が4月2~3日で、一気に開花した昨年と比べ今年は、順次花を咲かせていったため、作業に時間がかかる年となりました。倉吉市で「二十世紀」を0・7㌶栽培する西谷昭博さん(65)は家族ら5人で真っ白な梨の花に「山梨」という品種から採取した花粉をポンポンとつけていきました。
同部では、国内の他に台湾、香港、アメリカへ輸出も行います。対米輸出用の梨は限られた生産者のみが出荷しており、西谷さんもその内の一人。西谷さんは「気温が高く、生育が良い方に進んでいる。大きくて皆さんにおいしいと思ってもらえる梨を作りたい」と話しました。今年度は115戸が25・2㌶で「二十世紀」梨を栽培。8月下旬から6万2500箱(1箱10㌔)を関西地方を中心に出荷します。