JA鳥取中央らっきょう生産部会は、北栄町の北条砂丘で栽培する特産のラッキョウの初出荷式を開き、初日の18日は県内産地のトップバッターとして4500箱(1箱10㎏)を全国へ送り出しました。
同部会は本年度、150戸が59.6㏊で栽培し、「洗い」「根付き」で計937.4tの出荷を目指します。
県産ラッキョウは主に鳥取市と北栄町で栽培し、生産量は全国の4割をも占めます。今年の同町産は分球数はやや少なめ傾向ですが、大玉に生育し収量は平年以上を見込んでいます。
同JAは今年、「洗い」ラッキョウ選果場の計量器を更新しセンサーの改良など機械を向上させました。これにより一層安全安心なものを出荷していきます。
販売面では、4年ぶりに関西や県内で漬け方講習会の開催や、昨年新商品として発売した「さわやかレモンらっきょう酢」をリニューアルさせ販売するなど幅広い年齢層に食べてもらえるよう消費拡大に力を入れます。
同部会の天野英次部会長は「白くてきれいな肌でシャキシャキした良いラッキョウに仕上がった」とあいさつし、同JAの向井敏弘専務は「JA鳥取中央の特産品の中で先頭を切って良い価格で販売を期待する」と力を込めました。