JA鳥取中央琴浦梨生産部は、鳥取県の特産品で、盆商材として人気の高いハウス栽培の梨「二十世紀」の出荷を始めました。琴浦町のJA鳥取中央梨選果場では出発式を開き、初出荷をお祝い。交配後の4月後半の天候が良かったことから3L中心の4L寄りと昨年並みの大玉で、梅雨明け後の高温で糖度ものり、甘みと酸味がバランスよく仕上がった出来になりました。今年新たに作成した、梨の写真と「鳥取県産琴浦の梨」とペイントしたラッピングトラックに初荷を載せ、生産者やJA関係者らで見送りました。
琴浦町はハウス栽培の二十世紀において、県内最大の産地で、25戸が5・21㌶で栽培しています。県内の出荷量の半数以上を占めており、初日は2500箱(1箱10㌔)を送り出しました。全体では盆前全量出荷として9日までに1万7000箱で、1億3600万円の販売を目指します。
同JAの上本武組合長は「選果の様子から好調な販売が期待できる。市場と情報共有をして、㌔単価800円を確保したい」と話しました。
同生産部の藤井憲人部長は「お盆のお供え物として人気だが、露地ものと変わらないおいしさに仕上がっているので、手に取って食べてほしい」と呼びかけました。
「二十世紀」は、京阪神や中四国、山陰の市場に出荷し、3日から店頭に並びます。