鳥取の秋の味覚を代表する露地栽培の梨「二十世紀」の輸出用の選果が19日から始まりました。
JA鳥取中央倉吉梨生産部は同日、倉吉市の梨選果場で初出荷セレモニーを開催。地元の小学生「打吹童子ばやし」が太鼓演奏でセレモニーをもりあげる中、生産者やJA関係者などは万歳三唱で初荷を載せたトラックを見送りました。
同部は、台湾や香港の他に県内で唯一、アメリカにも輸出する。国内向けに先駆け、19,20の両日で米国向けに400箱(1箱10㎏)を出荷。冷蔵貯蔵した後、12月にカリフォルニアへ輸出します。
中橋俊雄生産部長は「味は申し分なく、あざもなくきれいな梨ができた。早生梨が好調の売れ行きのため、『二十世紀』にも続いてほしい」と話しました。
同部は、今シーズン、119戸が24㏊で「二十世紀」を栽培。9月13日までに関西を中心に関東、山陽へ6万2500箱を出荷し、3億1250万円の販売を目指します。