JA鳥取中央管内で、柿「西条」を水分50%程度まで乾燥させた「あんぽ柿」、30~25%程度まで乾燥させた「ころ柿」の出荷が始まっています。1日、北栄町の田村農園では、朝から収穫、皮むき、パック詰めなどの作業に追われていました。

形を整え、パック詰めされていく「あんぽ柿」(糖度約40度)

田村農園では「西条」を70a栽培。10月から収穫を開始し、毎日240㎏分の皮を剥き4日間、乾燥機で乾かして半分をあんぽ柿として出荷しています。

残りの半分は、さらに網の上で天日干しし、何度も水分が均等になるよう手で揉みながら乾燥させたものを「ころ柿」として販売します。

手で一つ一つ揉んでいくころ柿(糖度約60度)

田村農園では、今年は大玉のみが満遍なく実ったそうで、年間で7万個の出荷を目指します。

田村さんは「若い人にも食べてもらいたい。おすすめは真ん中で割ってバターを入れると、ワインのおつまみにピッタリ」と話しました。

JA鳥取中央柿生産部では、あんぽ柿を1.5tの出荷で330万円の販売、干し柿を1tの出荷で275万円の販売を目指します。