鳥取県中部総合事務所農林局やJAや市町村で構成する中部地域農作業安全・農機具盗難防止協会は、倉吉市で女性農業者を対象にした農作業安全研修を開きました。対象を女性に絞っての開催は同JAでは初めて。仮想現実(VR)を使って農作業事故を疑似体験したり、グループに分かれ自身のヒヤッとした体験から改善策を話し合いました。
農作業安全研修は各地で開催していますが女性の参加は少なく、農機具の運転をすることがなくても、家族の事故に遭遇する機会があると考え研修を開きました。
農研機構予防安全システムグループ長の積栄さんによる「農作業事故の発生状況と安全活動」の講演では、安全対策は営農を支えるインフラであり、良い経営と生活を続けるための手段だと呼びかけました。
その後参加者はトラクター転倒や刈払機での事故をVRで体験、危ない瞬間に声を出している人もおられました。
研修会中、VRで見た映像はここからも見ることができます。
研修を終えた参加者は「帰ったら夫に学んだことを伝え、自分はヘルメットを必ず購入する」と安全への意識を高めました。