各梨生産部員の皆様へ
JA鳥取中央
代表理事常務 戸田 勲
梨連絡協議会会長 寺地政明
梨の火傷病侵入警戒について(注意喚起)
平素、農協事業につきまして、ご理解とご協力を賜り感謝を申し上げます。
表題の件につきまして、現在、報道等で大きく取り上げられていますが、農水省は、梨やリンゴに大きな被害を及ぼす火傷病の発生を中国で確認したため、8月30日付けで、中国産花粉の輸入を全面停止しました。火傷病は、植物病原細菌が感染して発生する病気であり、北アメリカやヨーロッパ等の西洋梨やリンゴの果樹園で甚大な被害をもたらしています。近年では韓国でも被害が拡大しており、有効な防除法が確立していないため全世界で感染拡大に歯止めがかかっていないのが現状です。日本では発生が確認されていませんが、農水省から以下の注意について要請がございましたので、徹底をお願い致します。
記
【被害の症状等】
1.火傷病の被害特徴:葉や枝が火にあぶられたような症状となり樹が枯死
2.防除方法:有効な防除法は未確立で、感染確認すれば発見地から一定の範囲内で伐採が必要となる
【注意事項】
1.植物防疫法により、発生国からの苗木や果実、花粉などの輸入禁止
・宿主植物の枝、果実、花粉などを国内へ持ち込まない
・感染の恐れのある中国花粉の使用は厳禁(昨年以前に購入した花粉も使用しない)
2.ミツバチ、マメコバチなどの訪花昆虫は、感染樹の花粉を運び火傷病菌をまん延させる可能性があるため、火傷病の発見地よりおおむね半径2.5㎞以内の生産者等に対し蜜蜂の生産や授粉などのための蜂類の放飼は行なわない
3.在庫として中国産の花粉を持っていたら、国が買い取り・破棄を行ないますので絶対に使用しない
(問合せ先:県生産振興課 環境に優しい農業担当 ☎0857-26-7281)
4.火傷病と疑われる症状を発見したら、県病害虫防除所(☎0858-37-4211)へ連絡する
5.個人で自家採取された冷凍保存の花粉については、原則、県外者への譲渡は行なわない
(国が別途、花粉確保体制整備を進めているため)
6.国の花粉供給の調整が整えば、令和7年以降、産地間の供給が始まります。その為にも、多くの花粉備蓄をお願いします。
―お問い合わせ―
JA鳥取中央農産部販売課
☎0858-23-3025