北条支部ぶどう生産部の若手生産者で組織する「北条ぶどう若手生産者の会」は、北栄町で第1回研修会を行いました。若手生産者の会は、昨年12月に立ち上げたばかりの組織で、今回は圃場(ほじょう)に出向き、同部のベテラン農家、米本浩明さんから作業ポイントやブドウ栽培の心得を伺いました。

 

同会は、産地維持、発展に向けて同部が策定した「産地振興プラン」の中にある、後継者育成の取組の一環として発足。若手生産者が主体となり、基礎知識・技術習得に向けた研修会の実施、若手生産者間の交流による仲間づくりを行っていきます。

 

初回には6人が参加し、JA担当者や東伯農業改良普及所の職員と一緒に北条ぶどうの主力品種であるデラウェアやピオーネ、シャインマスカットの各ほ場を巡回。米本さんから話を聞いた後は積極的な質問が飛び交い、和気あいあいとした雰囲気での研修会となりました。

 

参加者は「今後も研修会等を開催し、技術向上に努め新しい仲間を増やしていきたい。将来的には自分たちが北条ぶどうの維持・発展に向けて中心的な役割を担いたい」と意気込んでいました。