JA鳥取中央北条支所ぶどう生産部は、北栄町でブドウ「デラウェア」の査定会を開きました。

持ち寄った80房の平均糖度は20.6で、平均重量は148gと例年以上の甘さを確認。中には過去13年で最も高い24.2を記録する房もあるなど抜群の甘さに仕上がっています。4日から出荷を開始し関西、中四国地区の市場へ出荷します。

北栄町北条地区で栽培する「デラウェア」はジベレリン処理を2回行う際、成長を促進する2回目も1回目同様、散布ではなく1房ごと浸漬処理するため、安定して粒が大きいのが特長。3月の低温で萌芽始めが遅く全体的に生育が遅れたましたが、4月以降に好天が続いたことで生育が進み糖度も高く仕上がりました。

会には、生産者、行政、JA関係者ら約50人が参加。生育状況や販売計画を報告し、出荷規格・要領も確認しました。

石宝梅市部長は「手間暇かけて栽培し、どの産地にも負けないブドウができている。たくさん食べてもらいたい」と話しました。同部は今年49戸が約3.2haで「デラウェア」を栽培。31tの出荷で3565万円の販売を目指します。